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モルフェウスの領域 (角川文庫)/海堂尊

モルフェウスの領域 (角川文庫)/海堂尊を読みました。

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作品自体の存在は以前から知りつつも、
なかなか手に取る機会がなかったのでなおざりにしていましたが、
3月に『ジーン・ワルツ』のB面作品とでも言うべき
『マドンナ・ヴェルデ』が文庫化。
以前から興味があった作品だっただけに読んでみたら、
これがA面の『ジーン・ワルツ』よりも面白い!
その勢いから『マドンナ』の読後に『ジーン・ワルツ』を読み返していると、
6月に本書が文庫化されました。
物語には『ナイチンゲールの沈黙』にも登場した佐々木アツシが登場し、
『ジーン・ワルツ』、『マドンナ・ヴェルデ』にも登場した
曾根崎理恵の夫、曾根崎伸一郎が登場するため、
刊行のテンポにつられて思わず買ってしまったというのが正直な話です。

大して期待していなかっただけに当然、期待値以上の面白さ!
読んどいて良かった。いや、読んでおくべきだった!!
と読んでから改めて思います。

これで俄然、『医学のたまご』を読みたくなりました!!!

【ストーリー】

佐々木アツシは、かつて『ナイチンゲールの沈黙』にて
網膜芽細胞腫(レティノブラストーマ)が発症したため、
当時5歳で右眼を摘出したが、その後、残された左眼にも発症したため、
全盲の危機を迎えるが、あと数年で特効薬が完成するとの情報を頼りに、
新たに提唱・確立された「人体特殊冬眠法」の世界初の被験者として、
5年間の人工凍眠(=コールドスリープ)に就くというあらすじ。

主人公は未来医学探求センター非常勤職員、日比野涼子。
主要な脇役としてマサチューセッツ工科大学教授、
ゲーム理論の若き覇者で凍眠八則を提唱した曾根崎伸一郎。
そしてもちろんコールドスリープの被験者となる佐々木アツシ。
その他、
オレンジ新棟小児センターの看護師長となっている如月翔子、
田口公平、高階権太という面々が名を連ねる。
そして作品序盤では主人公日比野涼子に医学知識を教えたとされる
あの人物が登場!!!


レティノの特効薬よりもコールドスリープの技術確立の方が
よっぽど凄いんじゃないのか?!などというツッコミどころもありますが、
そもそも作品自体が『ナイチンゲールの沈黙』、『医学のたまご』にも登場している
佐々木アツシの年齢的な矛盾を解消するための辻褄合わせだと
作者自身が語っているのでイタシカタナイでしょう。

コールドスリープなんて浮世離れした技術がテーマなだけに、
はじめはとんだSF作品なのかと思いきや、
あくまで抽象的な最先端医療技術に対する
組織対応に対してのアンチテーゼを毒舌な海堂節で展開しています。

本書の続編となる『アクアマリンの神殿』もすでに連載が終了しており、
近い将来の単行本化を控えた状態とのこと。
転んでもただでは起きませんね。いや、寧ろ面白い。
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コメント
611:アクアマリンの神殿早く出てほしいです。 by おりおりパパ on 2013/08/11 at 23:16:32

海堂さんの作品の好きなところに以前の作品に登場した
人物がその作品だけにとどまらずほかの作品にも影響し
これまたいい感じにマッチしてくるのが読んでて気持ちいいんですよね!しかも意外な人物の登場に胸が熱くなったりとかwww。

立場が逆転した「アクアマリンの神殿」早く読んでみたいです。

614:Re: アクアマリンの神殿早く出てほしいです。 by Ken01 on 2013/08/12 at 00:19:38

おりパパ殿、

> 海堂さんの作品の好きなところに以前の作品に登場した
> 人物がその作品だけにとどまらずほかの作品にも影響し
> これまたいい感じにマッチしてくるのが読んでて気持ちいいんですよね!しかも意外な人物の登場に胸が熱くなったりとかwww。

意外と目立たないキャラに注目してみたり、
え、ここでこの人出るんですか?的なスター性も面白いですね。

> 立場が逆転した「アクアマリンの神殿」早く読んでみたいです。

あたしはその前に『医学のたまご』を探します。

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